どーもHanaminです。@hanamin999
ウクライナとロシアの戦争も長引きそうですね。
早く和平交渉へ向かうことを願います。
では、前回に続き後編を紹介していきます。
株が値動きする仕組み
株の価格のことを「株価」といい、株価は需給のバランスによって決定します。
基本的には現在の価格よりも高く買いたい人が多ければ上がり(需要が高い)、現在の価格よりも低く売りたい人が多ければ下がります(需要が低い)。
ある企業の株価が現在1,000円で、1,002円と1,005円での売り注文がそれぞれ100株出たとします。
このとき1,002円で100株の買い注文が出れば、株価は1,002円となり、その後、1,005円で100株の注文が出れば株価は上昇し、1,005円となります。
このように市場における株価は、最後に売買が成立した時点の価格を表しているのです。
需給を左右する要因
需給を左右する要因は、以下のようなものが挙げられます。
- 企業業績…今期赤字になると予想されていた企業が、黒字で乗り越えた場合、当該銘柄に買い注文が増え(需要が高い)、株価の上昇が期待できます。
- 社会情勢…2020年3月から発生した新型コロナウイルスにより、現金を多く保有する動きが増え(需要が低い)、株価の下落を招いてしまいました。
- 為替レート…為替レートが円安になれば輸出割合が高いメーカーの売上が増加し、株価が高上昇しやすくなり、円高になれば安く製品や食材を輸入できる卸売業などの株価が上昇しやすくなります。
- 金利…金利が下がると、銀行から資金を借り入れやすくなるので、特に新興企業の株価が上昇しやすくなり、金利が高くなると収益アップが見込める銀行業の株価が上がりやすくなります。
- 景気動向…景気が良くなると、企業の設備投資等が活発化し、今後の売上UPを期待できるとして株価が上昇しやすくなります。
このように需給はさまざまな要因で決まります。
株式投資をする際は、株価変動要因をしっかりと把握しておきましょう。
株で稼げる仕組み
株で稼げる仕組みは以下の3つです。
- 値上がり益
- 配当金
- 株主優待
値上がり益を狙う
「株で儲ける」と聞けば、真っ先に思い出すのがこの値上がり益を狙う手法でしょう。
企業の株を買うことは、資金を提供するのと引き換えにその企業のオーナー(株主)になるということであり、オーナーには株を別の人に売る権利があります。
例えば100円で買った株が120円で売れる場合、差額の20円が値上がり益として得られます。
これを専門用語で「キャピタルゲイン」と呼びます。
配当金を得る
株を買い、資金を提供しているため、企業が利益を出した場合は利益の一部を「配当金」として受け取ることができます。
企業によっては1年に2回支払われこともあり、配当金の額もそれぞれ異なります。
ちなみに、配当金のように継続的に受け取れる収入を、専門用語で「インカムゲイン」と呼びます。
ただし、今後もさらに成長が必要な新興企業では、配当ではなく設備投資などに資金を入れることが多くあります。
また、企業の業績悪化などにより、配当金が前年よりも少なくなる・全くなくなることも考えられます。
そのため配当金を安定的に得たいと考えれるのであれば、業績が安定している大企業を選ぶ方がいいでしょう。
配当金の銘柄については「高配当株おすすめランキング」の記事を参考にしてください。
株主優待をもらう
テレビで「株主優待生活」の特集を見たことがある人はいませんか?
「株主優待」とは企業が株主に対して自社製品やサービスを提供してくれるものです。
優待の内容は各企業によって異なり、食事券や割引券、お米や図書カードなどがあります。
すべての企業が株主優待制度を導入しているわけではなく、企業によっては、株主優待制度がない企業もあるので、注意しましょう。
値上がり益や配当金のように現金をもらえるわけではないので、「稼げる」という視点では違うかもしれませんが、優待品を現金に換算して利回りを計算すると、かなりお得感のある株主優待もあるので紹介しました。
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